超特急沼落ちから初乗車まで みなしょーみてたら海に落ちた話
TLで流れてくる初乗車ブログに感化され、沼落ちの経緯と初乗車までを書き起こします。
大学に入学をしたその年の夏、ドラマオタクの私は『みなと商事コインランドリー』で草川拓弥さんを知った。顔がかわいかったという安易な動機で検索をかけると、なにやらスターダストのトンチキアイドルグループ（第一印象）に所属しているらしかった。当時の再生履歴がこちら。
初めて再生したMVがGuiltyだった。
超特急さん側は本意だったのか知りたいところ。
私がドラマで目にしていた俳優草川拓弥さんは、顔が綺麗なだけにクールで演技に真剣で「ファン？ｹｯ、知らん」ぐらいの冷酷人間のイメージであったため（本当に本当にすみません）YouTube動画でスタダコード（裸NGらしいかわいい）を守ったりすぐ8号車（ファン名らしいかわいい）がどう思うかを口に出したり、すっごく誠実に「アイドル」をしていらっしゃってばちぼこに刺さった。
新メンバーを募集しているのを知ったのもその時で、タクヤさんのインタビューを聞いてひとり自室で大号泣した。正真正銘“超特急”のタクヤさんだった。ドラマの仕事を全て超特急に還元しようとしているように見えたし、個人fcでは毎日ファンの誕生日を祝っていると聞いて、普段からそんなにアイドルの振る舞いをして、愛に溢れた人なんだと感じた。
なにがなんでも生で彼らを見たいと思い、宇宙ドライブ（気になり出して初めてリリースされた曲。ほんと何？）のリリイベを申し込もうと爆速で公式fcに加入。しかし外れに外れ、獲得したのは一般で取れた11月の私立恵比寿中学との対バンライブ、放課後ロッケンロールだった。
この時の私はまだ、小笠原海というとんでもリア恋爆弾が存在していることをこれっぽっちも知らなかった。
会場は愛知の名古屋国際会議場センチュリーホール。遠征なんて初めてで在来線の電車を使って神戸から愛知へ出向いた。当然のぼっち参戦であったため、画像がこれしかなかった。泣けてくる。
事前学習で私立恵比寿中学の真山りかさんが魂から好きだと思ったので、ひかえめに紫を入れた服で参戦したのだが、会場には原色を纏ったファミリーさんと8号車さんで溢れていて、眩しかった。席は2階の5列目で肉眼で表情は見えなかったが、持参した双眼鏡をひたすら覗き込んでMC中は地蔵した。みんなかわいかった。
こちらが超特急さんのセットリスト。今見返すとなかなかハードなセトリだった。本人（リョウガさん）もおっしゃっていたが、情緒どこ？
「BillionBeats」の前にタカシさんが「みなさんにエールを送りたい」と仰せになったので「Yell」を歌うのかと思ったら全く違った。しかもその直後に「激おこ（以下略」が披露され、めまぐるしくて訳がわからない。
ライブを見て正直、とんでもねぇな！？と思った。
ライブに行くのだからと有名どころの曲は聞いていたのだが、激しい曲ばかりで楽しそ〜なんて呑気に頭を揺らしていた自分を殴りたい。体力もさることながら彼らは真剣に頭をぶん回しているのだ。真剣に変顔をしているのだ。とんでもないのは曲だけではなくて魂なんだと思った。
そもそも私はジャニーズトンチキソングで育ってきた身なので超特急の曲調はほんとうに大大大大っ好きドストライクだった。
トンチキのどこが良いかと言われれば、顔がきれいな男の子たちが歌詞の変わった曲を真顔で歌うことで、オタクもメンバーもそれを見て笑顔になるという幸せサイクル。曲を聴くだけでも笑顔になれる、幸せになれるところを愛してやまない。
さて超特急の曲はどうかといえば、
全体の曲数におけるトンチキの割合が高すぎる！
Apple musicで超特急のトップソング聞こうと試みたのだが、まずタイトルがおもろすぎる。
バッタマン？バッタ？？虫の？？
ネバーギブアップダンス？？超？？？？
は？
本能で好きだ。と思った。トンチキ大好きマンの私にとっては楽園だった。しかし超特急はトンチキだけでは語れなかった。
特にこの2曲。
超特急で 食っていきたい
食えなくたって やっていたい
まぁ要するに 側にいたい
笑顔をくれる 8号車
笑顔にしたら はい 勝者
野を超え 山超え 海さえ超えて 超特急
不条理なほど 滾るぜ 燃えるぜ 超特急
イージーミス わりと気にする超特急
欲しがり屋さんの超特急
え〜待ってくれ。健気なんだが。
「食えなくたってやっていたい」とか
「不条理なほど滾るぜ燃えるぜ」なんて、
調べると結成5.6年からこの曲を歌っているらしく、健気期間長いだろと思った。
しかも、破天荒な曲が多いだけにまっすぐな歌詞の曲が映えるし刺さる。このあたりの曲はど新規の私でも普通に泣けてしまった。どの曲も8号車が共にいる未来を謳っている。絆すごくないか。
だから「Billion Beats」もその類の曲でほんとうに感動した。真意はわからないが実質5人最後のライブで永遠の愛を信じようとするこの曲披露したところに意味を見出してしまいたくなった。
ど新規による考察はさておき私立恵比寿中学さんの方はというと、
愛のレンタル、I'll be here、ハイタテキ！を聴くことができ満面の笑みで終了。全力で歌って踊るみなぎるエビ中パワーを全身で受け取り、大感動。真山さんの歌声を聴いた瞬間に涙が溢れ、目の前が見えなくなったのが後悔。（その後のツアーでも同じことをしでかす）真山さんはやはりかわいくてかっこよかった。
最後に私立恵比寿中学さんと超特急さんが全員で集まり、「永遠に中学生」を披露してくれた。かの前山田先生作詞作曲でございます。歌詞どうぞ。
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ 中学生 おばあちゃん だって 中学生
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ 中学生 高校生 だって 中学生
いつでも (いつも) こうして (みんな) バカみたいに 遊んでたいなちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ 中学生 ヲタさん だって 中学生
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ 中学生 スタッフさんも 中学生
ずーっとね (ずーっと) みんなと (ここで) 今のまんま 笑おうね!
あーもうほんと最高。
なんて思っていたのは束の間、真山さんが超特急さんのメンバーと腕を組み回りだしたのである。
8号車の皆様、エビ中ファミリーの皆様、ありがとうございました☺ #本日ありがとうございました #エビ中10番勝負 #エビ中 #超特急 #エビ... | エビ中 | TikTok
待て待て待て待て、そういうのありなのか！？
え！？男の方が吹き飛ばされた！！！！？
めっちゃ笑ってる！？……また踊り再開した…………かわいい…かわいいかわいいかわいすぎるえ…なにあの人誰…顔がいいぞえ…まってくれ……誰だ…かいって言ってたな………………
小笠原海！！？？？？
おわかりいただけただろうか、
これが小笠原海さんへ沼落ちの一部始終である。
そうして私は初めての遠征先で新しい推しを見つけ、初乗車を終えた。
帰りの電車では🔍超特急 カイ と検索する手が止まらず、夜通し動画やサイトを調べまくった。
温かく嘘がつけない人柄と、仕事への真摯な姿勢、好きなものを好きと言う素直さ、けれど全ての意図は読みとらしてくれないところ、
そしてなにより、自分と超特急と8号車を大切にしているところを好きになった。
知れば知るほど魅力的な人だった。超特急が始まってから今まで、どんな思いで走り続けていたのか、もっとこの人のことを知りたい、この人のこれから先を見ていたいし応援したいと思った。
その数日後、超特急激烈新メンバーアロハくんと出会い、とてつもない熱量をもってして推し増しするのはまた別の話である。
